【アトリエ通信】右と左、正義と悪。 他

  • 2017.06.08 Thursday
  • 12:41

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INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】6月9日(金)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…6月23日、7月14日、7月28日…)

 

【土曜コース】6月10日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…6月24日、7月15日、7月29日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

受胎告知

  レオナルド・ダ・ヴィンチ 『受胎告知』

 

前回の教室では、肖像画や顔においての
「左右」の意味や印象について
クイズを交えてご案内しましたが、
国や文化によっても「左右」の持つ意味は異なり
それによる約束ごとが存在します。

 

キリスト教絵画でポピュラーな画題「受胎告知」。
 

マリア(後の聖母マリア)が大天使ガブリエルから
神の子を宿したことを告げられるシーンですが、
この場面では多くの場合、
天使は左、マリアは右に描かれます。

 

諸説ありますが、
キリストの母マリアを尊重するがゆえの
この配置なのだそうです。

 

というのも、キリスト教では
右(right)が正しさ、左(left)が悪を意味し、
常に右側が尊ばれるためです。

 

ところが日本などでは逆に
右大臣より左大臣の方が上位であったり
絵画等での神仏の降臨は左側からが多いなど
だいたい左の方が尊重されます。

 

聖と俗、正義と悪、光と影…
 

「左右なんてどっちでもええやん」
と普段は思ってしまいますが、
ここまで真逆の意味があるとなると
しかも文化によってそれが反転するとなると
ちょっと恐ろしいというか、
興味がつきないなぁ、と思います。

 

 

ルビンの壺
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

はじめてのマインドフルネス ――26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法
クリストフ アンドレ
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 28,894
Google、インテルなどの有名企業が研修にとりいれ、

集中力、創造性の発揮やストレス軽減等の効用が
注目を集めている「マインドフルネス」。

 

マインドフルネスとは簡単に言うと
「今」に集中するための
心のトレーニングのこと。

 

ただ、そのやり方や目指す意識の状態を
言葉で完全に説明するのは
難しいとされています。

 

それを名画鑑賞で補完しようというのが
この本の目的であり、
マインドフルネスな状態に至るまでの
各テーマに沿った26枚の名画が
美しい図版で紹介されています。

 

正直この本で
「マインドフルネスのやり方がわかった!」
「これから毎日マインドフルネスをやろう!」
とか思ったわけではないのですが、

じっくりこの本を読み、絵画を見ることで
十分「今、ここ」を生きている状態を
味わえているような気がします。

 

マインドフルネス云々はおいといて、
文章や絵画の解釈はとても感動的です。

こういう絵の見方、ステキだなあ〜!と
感激するところがいくつもあり、
何度も読み返したい一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

次回の教室では、
京都・美術館「えき」KYOTOで
6月10日から開催される美術展
『これぞ暁斎!世界が認めたその画力』
にちなみ、河鍋暁斎の作品をご紹介します。

 

ブックガイドや口頭で軽くご紹介したところ
少し興味を持たれた方が各教室で
ちらほらいらっしゃいましたので…
便乗させていただきました☆

 

暑くなってきましたので、
暁斎の妖し〜い絵画鑑賞は
ちょっとした納涼になる…
かもしれません。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】時代の美意識と「眉」 他

  • 2017.05.25 Thursday
  • 12:03

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1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】5月26日(金)
※新大阪教室 夜の部は707号室(7階)です。
(今後の日程…6月9日、6月23日…)

 

【土曜コース】5月27日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…6月10日、6月24日…)

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

眉毛

 

 

前回の教室では
眉の表現についてご案内しましたが、
眉がどれだけ顔の印象を左右するか
少しでも実感いただけていれば嬉しいです。

 

眉の独特な風俗として挙げられるのが
平安時代の貴族から浸透した画き眉ですが、
それより以前、古代万葉の時代から
眉の形の美しさは、美人をつくる
不可欠な要素とされてきました。

 

『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも
眉引き、三日月眉、柳眉など
美の象徴としての眉の記述を
多く見つけることができます。

 

眉の造形は、その時代の美意識を反映します。

 

表情が固定されてしまう画き眉の流行は
表情を出さないことが高貴であり美しいとされた
時代の価値観を表しているのでしょうか。

 

では今の流行メイク、つまり
今もてはやされている「顔」には、
どういった価値観が反映されているのか?

 

皆さんとあれこれ談論してみるのも
楽しそうだなぁ、と思っています☆

 

 

雛人形
 

 

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【お詫び】
業務多忙の為、今回の
『アート関連ブックガイド』は
お休みさせていただきます。
m( _ _ )m
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■ 後記  
 

次回の教室では、
今まであまり触れてこなかった
構図についてとりあげたいと思います。

 

とはいえ、とても奥深いテーマですので
数回にわけてご案内いたします。

 

今回は絵画における
「左右」についてのお話です。
構図やモチーフ(人物や顔)における
「右」と「左」の意味や心理的効果について。

 

ちょっとしたワークもまじえて
ご紹介いたします☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】顔の第一印象を決めるのは…

  • 2017.05.11 Thursday
  • 16:38

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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】5月12日(金)
※新大阪教室 夜の部は707号室(7階)です。
(今後の日程…5月26日、6月9日、6月23日…)

 

【土曜コース】5月13日(土)
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 プチレクチャー “プラスα”
 

顔を隠した人物

 

 

ブルンスウィックというドイツの心理学者が
20世紀の半ばに行ったこんな実験があります。

 

最小限の丸や線で目鼻口を構成したシンプルな顔を
そのパーツの配置を少しずつ変えて多数作成し
知性、若さ、陽気さ、好ましさといった
顔の印象を被験者に評価してもらったのです。

 

結果、パーツ配置(バランス)のわずかな違いが
人物の印象や性格の判断に
大きく影響していることがわかりました。

 

前回の教室では、
顔のパーツの配置について検討しましたが
実際の人間の顔は、(同じ人種であれば特に)
そこまであからさまな違いはありません。

 

私たちは本当にわずかな違いから
器用に個人の顔を特定しているのです。

 

上記の実験のように
パーツの配置が印象を左右するなら、
逆にその人の持つ印象から
配置を適度に操作することで
写真や実物よりも「似せる」ことが
できるのかもしれません。

 

また、同一人物を描いていても
描き手によってその人物への印象が異なるなら、
描き手の数だけ全く違った顔が描かれるのも
アリなのではないでしょうか。

 

 

ピカソ
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

小林秀雄 美と出会う旅 (とんぼの本)

新潮社
売り上げランキング: 182,970
小林秀雄は、日本の近代批評を確立したとされる

昭和の批評家、評論家。

西洋絵画の評論も数多く手がけています。

 

芸術は自由に鑑賞してこそ。

批評、評論なんて堅苦しくて苦手なのですが、
この本なら、論評にさらに解説がついていて、
ゴッホ、セザンヌ、雪舟、ルノアールなどの
図版も豊富で気軽に手に取ることができます。

 

難解なため敬遠されがちな小林秀雄ですが、
随所に掲載されたスナップ写真が
彼を身近な人物に感じさせてくれます。

 

紹介されている文章からは、
彼の美術作品に対する
熱すぎるほどの愛情が伝わってきて
なんだか恋文を読んでいるのような
微笑ましい気持ちにすらなります。

 

天才批評家、小林秀雄のエッセンスを
とてもわかりやすく味わえる一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

次回の教室では、
「眉」の表現をご案内したいと思います。

 

眉は、目鼻口に比べると軽視されがちですが
顔の印象を大きく左右するパーツです。

 

何より眉は、感情表現になくてはならないもの。
記号的でシンプルな表現でも
眉の傾き一つで怒りや悲しみを表現できます。

 

この機会にいまいちど、
ご自身の作品の「眉」の表現に
注目してみてください☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【5月度 生徒募集】弁天町教室《金曜 朝クラス》のご案内

  • 2017.05.01 Monday
  • 12:31

新規生徒募集400

肖像画・自画像・似顔絵を描きたい人のための絵画教室
「顔のアトリエ」

2017年5月度の弁天町教室(金曜 朝クラス)は…
2017年 5月12日(金)からです。
 

初夏からのチャレンジに☆

金曜日の午前中、見晴らしの良いアトリエで、
一緒に「顔を描く」を楽しみませんか?

弁天町オーク200生涯学習センター 
アトリエにて、あなたのお越しをお待ちしています!

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【アトリエ通信】友情を長続きさせるには…

  • 2017.04.27 Thursday
  • 11:34

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1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】4月28日(金)
※新大阪教室 夜の部は710号室(7階)です。
(今後の日程…5月12日、5月26日、6月9日…)

 

【土曜コース】4月29日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…5月13日、5月27日、6月10日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

ルオー

  ジョルジュ・ルオー 『聖顔』

 

前回の教室では
あべのハルカス美術館で開催中の
マティスとルオー展にちなみ
20世紀フランス絵画を彩る二大個性、
アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの
生涯と作品についてご紹介しました。

 

実はその後、運良く
このマティスとルオー展の企画講演会
「山田五郎アートトーク」を
聴講することができました。

 

テレビでもおなじみ、山田五郎氏は美術評論家です。
 

マティスとルオーの恩師モローの話に始まり、
画学生時代の集合写真に見る当時の二人のポジションetc.
始終好奇心をくすぐられる飽きさせない解説に
あっというまの一時間でした。

 

たしかにそうかもな〜、と思ったのが
この二人の親交がここまで長く続いたのは、
彼らの画風(山田氏は「芸風」と言います)
が全く違い、マーケットもかぶらなかったからという話。

 

そのためお互い嫉妬や敵視することもなく、
長く尊敬し合うことができたのですね。

 

その点で言うと皆さんも
各人各様、個性的な画風をお持ちですので
マティスとルオーに負けず劣らずの友情を
長く結んでいただけるのではないでしょうか?

 

 

マティス
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

河鍋暁斎 (新潮日本美術文庫)
木下 直之
新潮社
売り上げランキング: 97,045
少し先ですが、

展覧会『これぞ暁斎!世界が認めたその画力』が、
京都・美術館「えき」KYOTOで
6月10日から開催されます。

 

河鍋暁斎は幕末から明治にかけて活躍した
浮世絵師、日本画家。
多くの戯画や風刺画も残しています。

 

動物、妖怪、幽霊、残酷といった
画題の奔放さ、迫力ある構図、
目眩がするほどの緻密と大胆、
鮮やかな色彩のコントラスト…

 

これらの要素はこの時代の作品に
しばしば見られるものですが、
暁斎の圧倒的な画力をもってすれば
凄まじいエネルギーで観者に喰らいかかります。

 

個人的には暁斎の「釈迦如来図」は衝撃でした。
すごい迫力だけど、こんなお釈迦様はイヤだ! 
ヤンキー漫画のどんなラスボスよりも強そうで、
殺気しか感じません。
(これでも絶賛しています)

 

行き過ぎた表現がお上の逆鱗に触れ、
捕えられたこともあるほどの反骨精神が
どの作品からも滲み出ています。

 

コンパクトで値段も手頃な画集ですが、
暁斎の魅力を存分に味わえる一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

次回の教室では、
似顔絵などで似せるために最も重要な要素
顔のパーツの「配置」について
あらためて一緒に
検討してみたいと思います。

 

ほんとに微妙な、わずかな配置の違いで
人の顔の印象って、
がらっと変わってしまうんですよね〜

 

でも、それがおもしろい!

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】○○は歯が命 他

  • 2017.04.13 Thursday
  • 14:29

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今週の教室日は…
【金曜コース】4月14日(金)
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【土曜コース】4月15日(土)
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(今後の日程…4月29日、5月13日、5月27日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

歯アップ

 

前回の教室では、人物画で悩まされがちな
「歯」の表現についてご案内しました。

 

歯はあまり主張させすぎると
不自然になってしまうパーツの一つ。

ただ、「八重歯」などのほど良い主張なら
魅力的な笑顔のアクセントとして
もてはやされることもありますね。

 

また、「芸能人は歯が命」と昔CMがあったように
白い歯は美男美女の条件とされます。

ところが、日本にはかつて
歯にまつわる特殊な美意識がありました。

 

古代より明治頃まであった、
歯を黒く染めるという風習「お歯黒」です。

 

なぜ歯を黒く染めたのか。
 

様々な説があるようですが、少なくとも当時は
「美」のためにもほどこされていたそうです。

 

美意識の変化、つまり流行は
時代を経てくり返されるもの。

 

さすがにリバイバルはないだろうと思っていた
バブルメイク(太眉・流し前髪・赤リップ)も
現在あっさり復活中ですし、

 

今では不気味でしかない「お歯黒」も、
いつか形を変えて復活する日も
来ないともかぎりませんね…。

 

 

笑顔の口元
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

夢幻美女絵巻 (小学館文庫)
山崎 洋子
小学館
売り上げランキング: 808,734

クレオパトラ、楊貴妃、カルメン、かぐや姫…
実在、架空問わず世界中の美女をテーマにした
文庫サイズの短編集なのですが、
これは絵本と言ってもいいのかもしれません。

 

絵が文章を飾るというよりも
絵に文字が添えられているといった印象です。

 

豪華絢爛な挿絵は、
美人画でも有名な岡田嘉夫氏によるもの。

 

この本は、著者と挿絵画家が
あえてお互いの作品をまったく見ないまま
テーマだけを頼りに各々完成させるという
面白い手法がとられたそうで、
どうりでところどころ
絵と文章がかみ合わないようなところがあります。

 

艶やかでどこか儚さを感じさせる美女の絵と、
生きるにせよ死ぬにせよ
自分の意志を貫こうとする強い女の物語。

 

女性(著者)と男性(画家)の
「美女」というものの捉え方の違いが
不協和音として表れているのでしょうか。

 

それはそれでとても興味深く、
物語と絵、ともに読みごたえ
見ごたえのある一冊です。

 

 

■ 後記  
 

あべのハルカス美術館で5月まで開催中の
「マティスとルオー」展にちなみ、
次回は20世紀フランス絵画を彩る二大個性、
アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーを
ご紹介いたします。

 

この「マティスとルオー」展は、
近年発見された往復書簡により明かされた
二人の50年に渡る交流をベースとしています。

 

美術史上では二人ともフォービズムに
分類されることが多いのですが、
作品のテーマはある意味対極とも言えます。

 

そんな二人が、美術学校での出会いから
死ぬまでずっとお互いを思いやり

ナチス占領下の不遇の時代も
励まし合っていたという事実を知り、
実際に直筆の手紙を見て
思わず少し泣きそうになりました。

 

絵画への情熱を奮い立たせてくれる
おすすめの美術展です。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】肌色って何色? 他

  • 2017.03.23 Thursday
  • 14:35

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男性の手の甲

 

 

前回の教室では
肌の色についてご紹介しました。

 

実際の混色については
画材や画風によって方法も割合も異なりますが、
今回は人の肌色がどのような色素で
構成されているかを知っていただき、
一つの色では肌色は成り立っていないこと、
表現によって自由に色を選んでもいいということを
まずは実感いただけていれば嬉しいです。

 

実際にご自身の手の甲で
肌の複雑な色彩を観察していただきましたが、
特に異質な色として目につくのは
血管の青い色ではないでしょうか。

 

なぜ、赤い血が流れているはずの血管が
青く見えるのか?

 

静脈で多少黒っぽくなっているとはいえ、
青い血ではないはずですよね。

 

これは、赤色が肌の色を通して見ることで
光の屈折により目には青色として届くという現象です。

 

このように色というものは不確実なものです。
例えば血のように当然「赤」だと思いこんでいるものも、
光の働きによって簡単に色彩を変えます。

 

色即是空ではありませんが、
色は実体がなくうつろいやすいもの。

 

だからこそ表現者は、
固定観念にとらわれすぎず
自由に色と戯れることができれば
より楽しく奥深い表現ができるのではないでしょうか。

 

 

血管
 

 

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【お詫び】
業務多忙の為、今回の
『アート関連ブックガイド』は
お休みさせていただきます。
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■ 後記  
 

ようやく寒さが緩んで
春らしくなってきましたね。

 

年度末で慌ただしくされている方も
多いかと思いますが
体調を崩しやすい季節の変わり目、
どうぞご自愛ください。

 

さて次回の教室では、
人物画での苦手なパーツランキング(?)
一二を争う「歯」についてご案内します。

 

描きすぎると気持ち悪い、
でもどう省略していいのかわからない…
歯の表現が悩みの種になりがち、
という方も多いのではないでしょうか?

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】宗教改革と絵画 他

  • 2017.03.09 Thursday
  • 11:40

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四使徒

   デューラー 『四使徒』

 

 

前回の教室では
大阪で開催中のクラーナハ展にちなみ
ドイツ・ルネサンスの作家についてご紹介しました。

 

この頃ドイツは宗教改革の激動の最中にあり
画家たちも少なからずその影響を受けています。

 

特にクラーナハはこの改革の中心人物である
マルティン・ルターと親交があり、
彼の肖像画を多く残しています。

 

改革の波はやがて農民にも広がり(農民戦争)
身分に関係なく誰もが
神とは何か、信仰とは何かを、
考えざるをえない状況におかれたのです。

 

ドイツ最大の画家デューラーも
そういった不安に満ちた時代に
自らの深い信仰心と使命を確認するかのように
傑作「四使徒」を描き上げています。

 

芸術はやはり人間の歴史が生み出すもの。

 

学生時代の不勉強を今さら後悔しつつ、
昔の世界史の教科書をまた見直そうかと
思いはじめた今日この頃です…。

 

 

クラーナハ
 

 

 

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■ 後記  
 

次回の教室では、
人間の肌の色についてご案内します。

 

昔は子ども用の画材に
「はだいろ」などがあったものですが、
肌の色はまさしく十人十色。

 

まったく同じ色ではありえません。

 

そしてそれを表現者がどうとらえるかで、
さらに「肌色」の幅は広がります。

 

実際、肌の色とは何で決まるのか、
どう表現されてきたのか、
一緒に探ってみたいと思います。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】色彩への挑戦 他

  • 2017.02.23 Thursday
  • 13:35

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眼=気球

  オディロン・ルドン 『眼=気球』

 

 

前回の教室では
パステルについてのお話の中で、
オディロン・ルドンという画家をご紹介しました。

 

その際に見ていただいたのは
鮮やかな色彩あふれるパステルの作品でしたが、
彼ははじめ、木炭やリトグラフでの
モノクロの作品ばかりを制作していました。

 

複雑な家庭環境に育ち、内向的な少年だったルドンは、
自らの心を覗き込んだかのような
不思議な世界を色を使わずに描き続けたのです。

 

彼が色をふんだんに使うようになったのは、
長男を亡くし、次男に恵まれて
50を過ぎてからのこと。

 

ルドンの作品はモノクロでもカラーでも
神秘的・幻想的な雰囲気は甲乙つけがたく、
それぞれの魅力があります。

 

ただ彼にとって色彩への挑戦は、
内面の成長の表れだったように思います。

 

色彩は救いを意味するとも言います。(byピカソ)

 

「色」は、親となり、悲しみを乗り越え、
愛することを知ったルドンの
孤独な心の解放であったのかもしれません。

 

 

ルドン
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

20世紀の美術家500
20世紀の美術家500
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美術出版社
売り上げランキング: 662,679
20世紀に活躍した世界の美術家

500人の代表作を1点ずつ、
1ページを大きく使って紹介していく一冊。

 

一見、コンパクトな辞書か
分厚いポストカード集のようなので
気が向いた時に気軽に手に取ることができます。

 

無作為に開いたページの作家・作品に思いをはせる…など
たまに本占いのようにも遊べます。

 

美術家とはいえ、20世紀となると絵画や彫刻にとどまらず、
コラージュ、映像、インスタレーションなど手法が多様化して
各作家の個性がこれでもかというほど強烈になります。

 

20世紀のあらゆる思想をビジュアル化した
あらゆる表現の百花繚乱といった風情で
見るたびに圧倒されます。

 

ある作家の作品の中から一つだけ選ぶというのは
(一つの代表作だけで作家のすべてを知るというのは)
なかなか難しいことだと思いますが、

 

その作家をより深く知りたい、他の作品も見たいと思う
良いきっかけになるのではないでしょうか。
 

 

 

 

■ 後記  
 

中之島の国立国際美術館で4月まで開催中の
「クラーナハ展」にちなみ、
次回はドイツ・ルネサンス(北方ルネサンス)の
代表作家と作品を鑑賞し、
その表現に学んでみたいと思います。

 

ご紹介するのは、
ドイツ美術史上最も偉大な画家とされるデューラー、
独自の劇的空間を構成したグリューネバルト、
そして今回展覧会が開催されている
冷たく妖艶な女性像で有名なクラーナハ。

 

徹底した描写と緻密な表現が印象的な
北方ルネサンスの魅力をご案内します。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】悲劇の引力 他

  • 2017.02.09 Thursday
  • 13:30

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━


 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】2月10日(金)
※新大阪教室 夕方の部は707号室、夜の部は707号室です。
(今後の日程…2月24日、3月10日、3月24日…)

 

【土曜コース】2月11日(土)
※新大阪教室 昼の部は709 号室(7階)です。
(今後の日程…2月25日、3月11日、3月25日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

泣く女

      パブロ・ピカソ 『泣く女』

 

 

前回の教室では
「表情を描く」シリーズ(?)第二弾、
悲しみの表現についてご案内しました。

 

悲しみを描いた絵画は多く、
そこにはなんらかの物語
…いわゆる「悲劇」があります。

 

主人公の破滅を描く「悲劇」の歴史は大変古く、
演劇の起源とされる古代ギリシアでの祭儀では
悲劇の競演が行われ、ディオニソス神へ奉納されました。

 

喜ばしい物語ではなく、
不幸なエンディングを迎える悲劇が愛でられ
神に捧げられたというのは興味深いですね。

 

キリスト教絵画も含め、絵画史において
悲しみや恐怖を描いた作品が多く見られるのも
負の感情の方が見る人の共感を得やすく、
心を動かしやすいからなのでしょうか。

 

教室でご紹介した絵画を鑑賞したうえで、
皆さんならどう思われますか?

 

 

ソクラテスの死
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

美の構成学―バウハウスからフラクタルまで (中公新書)
三井 秀樹
中央公論社
売り上げランキング: 41,845
1996年初版のけっこう昔の本ですが、

普遍的とされる「美のルール」をまとめた
造形芸術を学ぶ上での教科書的な本です。

 

構成学とは、美しい形やプロポーションなど
古代より受け継がれてきた造形原理を
1919年ドイツで創立された造形学校
「バウハウス」において体系化したもの。

 

学問として押しつけられると
堅苦しさを感じて拒否反応が起こりそうですが、
長い歴史をかけて追い求められてきた美の秘密を
まとめて知ることができると思うと
なんだか贅沢でわくわくしますよね。

 

この薄い新書を読み切れば、
デザインの歴史とその意義を
ざっくり、がっしり、つかむことができる
とてもお得な一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

次回は、少し画材紹介をさせていただきます。
 

教室でも人気上昇中の
「パステル」という画材について。

 

パステルカラーとも言われるように
ふんわりとした優しい表現が持ち味ですが
色鉛筆など他の画材と併用して
制作されている方も多いですね。

 

技法をいくつかご紹介しながら
パステルの魅力を体験してみましょう。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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