【アトリエ通信】動物になぞらえる 他

  • 2017.11.09 Thursday
  • 17:26

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INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜クラス】11月10日(金)
※新大阪教室 夕方の部は707号室(7階)です。
※新大阪教室 夜の部は707号室(7階)です。
(今後の日程…11月24日、12月8日、12月22日…)

 

【土曜クラス】11月11日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…11月25日、12月9日、12月23日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

動物

 

前回の教室では、人の顔を
動物の顔になぞらえてみるということを
その人の外見の印象をつかむための
一つの方法としてご紹介しました。

 

ただ、いくらその人の顔や外見が
たとえば犬に似ていたからといって
必ずしも犬みたいな性格という訳ではないですし、
そもそも犬にだって個性はありますよね。

 

そんなことは現代なら
誰もがわかっていることなのですが、
似ている動物でその人の性格を判断するという
かつてプラトン等の説いた観相学が
ルネサンス以降のヨーロッパで流行し
信じられていたことがあったそうです。

 

もちろん根拠のない疑似科学なのですが
「あなたは○○に似ているから△△な性格だね」
と言われ続ければ、実際に
そうなってしまうこともあったでしょう。

 

今で言うなら
なぜかあたる血液型占いもそうでしょうか。
根拠のない評価に、
自ら寄っていってしまうことがあります。

 

遊びとして楽しむ分には良いと思うのですが
人の身体的特徴と内面を安易につなげることは
偏見や差別を生む危険性もあります。
それに、人は「見た目によらない」からこそ
おもしろく、奥深いもの。

 

ですが、かと言って外見と内面の関連性が
全くないとは今のところ言い切れません。

 

特に人間の外見と内面を同時に描こうとする
このアトリエの皆さんにとっては、
とても興味深いテーマであることには
違いないのではないでしょうか。

 

 

動物観相学
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

〈オールカラー版〉美術の誘惑 (光文社新書)
光文社 (2015-07-24)
売り上げランキング: 7,684

 

宮下規久朗氏の本は『食べる西洋美術史』で
以前にもご紹介しています。

 

難しい言葉を使わない優しい語り口はそのままに
今回は「食」も含め「だまし絵」「刺青」「戦争画」など
より幅広いトピックで美術作品が紹介されています。

 

特に「亡き子を描く」「供養絵額」「夭折の天才」など
生死にまつわる項目が多く見られます。

 

それもむべなるかな今回著者は
お子様を亡くされたという悲しい経験を経ており
「美術作品も人と同じく一期一会で、
出会う時期というものがあるにちがいない。」
という言葉がとても重く感じられます。

 

この本では冒頭に
「美術は世の中に必要なのだろうか」との問いがあり、
最後エピローグでこう締め括られています。

 

「美術はあらゆる宗教と同じく、
絶望の底から人を救い上げるほどの力はなく、
大きな苦悩や悲嘆の前では全く無力だ。
(略)出会う時期によっては多少の意味を持ち、
心の明暗に寄り添ってくれるのである。」

 

 

 

■ 後記  
 

現在、兵庫県立美術館で
「大エルミタージュ美術館展」が
来年の1月14日まで開催中です。

 

ロシアのエルミタージュ美術館は、
世界三大美術館の一つ。

 

今回の展覧会で見ることができる
ルネサンス・バロック・ロココの絵画は
驚くほどリアルに描かれた衣装や
装飾品などの小物にも目を奪われます。

 

それは艶やかなドレープであったり
まばゆい宝石であったり
柔らかな羽飾りであったり…

 

今回は、そんな多彩な質感の表現に注目し、
鑑賞しながら学んでみたいと思います。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【顔のアトリエ参加者の皆様へ】新春1月展示会 出品のご案内

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 11:20

大変お待たせいたしました!
次回の展示会ですが、
来春1月に決定いたしました!

 

今年度は諸事情により
かなり遅くなってしまい申し訳ありません!

 

展示期間は1月12日(金)〜1月26日(金)
2週間を予定しています。

 

弁天町生涯学習センターロビー
正面壁面の目立つ場所ですので、
作品を多くの人に見てもらうチャンスです

 

これまでに制作した自信作を出品するもよし、

少し時間がありますので、新作にとりかかるもよし、

どうぞ奮ってご出品下さい!

 

詳しくは各教室で

プリントをお配りしてご案内いたします。


どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

アトリエ代表 森澤

 

【アトリエ通信】リアルとデフォルメの狭間で 他

  • 2017.10.26 Thursday
  • 14:29

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INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】10月27日(金)
※新大阪教室 夕方の部は708号室(7階)です。
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…11月10日、11月24日、12月8日…)

 

【土曜コース】10月28日(土)
※新大阪教室 昼の部は706号室(7階)です。
(今後の日程…11月11日、11月25日、12月9日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

雪中虎図

 

前回の教室では、
あべのハルカス美術館で11月19日まで開催中の
「北斎-富士を超えて-」展にあやかり
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の
作品とその魅力の一端に触れました。

 

教室でも人気の高かった「雪中虎図」。
現実の虎からは程遠い姿の虎。
ですが今にもぬめぬめと動きだしそうな
奇妙な立体感があります。

 

鎖国中であった当時ですが
1720年の洋書の輸入緩和令により
外国の挿絵本や銅版画が江戸にも流通しました。

 

そこで見る洋画のリアルさに驚嘆した絵師たちは
我先にと新しい技法をとり入れました。

 

もちろん北斎もその一人。
積極的に洋画の技法を学び、自分の作品に採用しています。

 

そのためか、北斎をはじめ
時代の過渡期である当時の日本画家たちの絵は、
技術的には中途半端ながらも、
リアルとデフォルメの狭間をただよう
不思議な魅力があるようです。

 

…こじつけるようですが、
たとえば、絵を描くなかで
「リアルに描ききれない」「デフォルメしきれない」
とお悩みの方が、皆さんの中にも多いでしょう。

 

もちろん、その向上心は素晴らしいです。
ただ、少し立ち止まって
成長の過渡期にある「今」だけの作品の魅力にも
できれば気づいてあげてほしいな、と思います。

 

なんて、偉そうなことを書きましたが

何より自分自身に言い聞かせていることですので

ご容赦くださいませ汗

 

 

濤図 帯
 

 



 展示会作品出品のご案内 

 

大変お待たせいたしました!
次回の展示会ですが、
来春1月に仮決定いたしました!

 

今年度は諸事情により
かなり遅くなってしまい申し訳ありません!

展示期間は1月12日(金)〜1月26日(金)の
2週間を予定しています。

 

弁天町生涯学習センターロビー
正面壁面の目立つ場所ですので、
作品を多くの人に見てもらうチャンスです☆
どうぞ奮ってご出品下さい!

 

詳しくは教室でご案内しますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

■ 後記  
 

現在、大阪市立美術館で
「ディズニー・アート展」が
来年の1月21日まで開催中です。

 

ディズニーアニメの中の
動物キャラクターたちはそれぞれ
とても豊かな個性を持っていますね。

 

では逆に人を動物に例えたら?という視点から
人物の印象をつかみ似せるためのコツを
ちょっとした遊びを通して探ってみたいと思います。

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】愛、深き淵より。 他

  • 2017.10.12 Thursday
  • 11:11

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INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】10月13日(金)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…10月27日、11月10日、11月24日…)

 

【土曜コース】10月14日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…10月28日、11月11日、11月25日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

たんぽぽ

 

『見ているだけで何も描けずに
一日が終わった

こういう日と
大きな事をやりとげた日と
同じ価値を見いだせる
心になりたい』

 

画面いっぱいに描かれた
キダチベゴニアに
こんな言葉が添えられています。

 

前回の教室でのペン画のお話の中で
少しご紹介した詩人・画家、
星野富弘さん。

 

彼の作品で、私が好きなものの一つです。

 

星野さんは若い頃、頸髄損傷により
肩から下の機能が麻痺してしまうのですが、
その入院中にペンを口にくわえて絵を描き始め、
現在も創作活動を続けておられます。

 

小さな草や花、日常の何気ない出来事…
 

それが星野さんの目を通すと、
世界は驚くほど新鮮で、愛にあふれていて、
その感動を絵と詩でもって
私たちにも教えてくれるのです。

 

彼は詩画集やエッセイなど
本も多く出しており、
私が星野さんを詳しく知ったのは
中学生の頃、読書感想文用に読んだ
著書『愛、深き淵より。』でした。

 

母も星野さんの作品が好きで、
トイレのカレンダーがしばらく
星野富弘詩画集だったのを
覚えています。

 

懐かしいな、と思いながら
久しぶりに詩画集をめくってみると
その作品に初めて触れた時の記憶が蘇ります。

 

人並みに悩み多き学生だった自分が
トイレのカレンダーになぐさめられ、
元気づけられた時の絵と言葉も。

 

『いつだったか
きみたちが空をとんでゆくのを見たよ
風に吹かれて ただひとつのものを持って
旅する姿が うれしくてならなかったよ
人間だってどうしても必要なものは
ただひとつ
私も 余分なものを捨てれば
空がとべるような気がしたよ』

 

―たんぽぽの絵に添えて―

 

 

綿毛
 

 



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すみません、今回お休みですm( _ _ )m
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■ 後記  
 

次回の教室では、
あべのハルカス美術館で

11月19日まで開催中の

「北斎-富士を超えて-」展にあやかり
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の
作品とその魅力をとりあげたいと思います。

 

天王寺に行った際に
少し会場の様子を見てきたのですが、
週末だったこともあり
ものすごい混雑でした〜
できれば平日に行かれることを
オススメします(^^;)

 

さすがは北斎!ですね☆
この人気ぶりは、ネームバリューや
メディアの力だけではないはず…

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】死体はなぜ怖いのか 他

  • 2017.09.21 Thursday
  • 17:05

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1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】9月22日(金)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…10月13日、10月27日…)

 

【土曜コース】9月23日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…10月14日、10月28日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

レンブラント 自画像1630

 

前回の教室では、
コミュニケーションに欠かせない
「表情」をつくる顔の筋肉
表情筋についてご紹介しました。

 

養老孟司氏の著書
「解剖学教室へようこそ」の中に
死体の怖さ、不気味さの要因は
手と顔にあるという章があります。

 

コミュニケーションをとるために
本来よく動くはずの「手」や「顔」が
全く動かないという怖さ、不気味さ。

 

それはお面や人形の不気味さにも
通じるとあります。

 

動かないという点では絵画も同じですが、
お面や人形と違うのは
表情を描くことができるという点です。

 

もちろんお面や人形の場合は
あえて無表情にすることで
逆に見る人の想像をかきたてるという
スタンスなのだと思います。
(もちろん表情のあるお面や人形もあり
表情のない絵画もあるのですが)

 

皆さんは絵を描いているとき
そこに表情(感情)を描きこんだ瞬間
ふっとその絵に命が吹き込まれたような
不思議な感覚はありませんか?

 

絵を描く目的は人それぞれですが、
たとえば生命感あふれる人物を
描きたいと思った場合、
表情というものの観察・研究は
不可欠なのかもしれません。

 

 

ダ・ヴィンチ 帯
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ:真理の扉を開く (「知の再発見」双書―絵で読む世界文化史)
アレッサンドロ ヴェッツォシ
創元社
売り上げランキング: 275,091

 

人体解剖図に建築、舞台装置、
兵器から日用品に及ぶ様々な機械装置の発明、
はては理想の都市計画まで…。

 

この本をパラパラとめくるだけで
レオナルド・ダ・ヴィンチという人の
あまりに多面的な天才ぶりに
驚きを通り越してあきれてしまいます。

 

そもそも一人の人間がここまで広範囲に
好奇心を全力でぶつけられるものか。

 

もう、世界中の秘密という秘密を全部暴いてやる、
という意気込みさえ感じます。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画とは
彼のすべてではなく一面であり、
世界の神秘を追究するための
手段にすぎなかったのかもしれません。

 

でも、たかが手段、されど手段。
彼の絵の才能は彼にとって
真理への道を歩むための杖のようなもの
だったのではないでしょうか。

 

彼の最大の才能である、あくなき好奇心と情熱。
その熱の一端を垣間見ることのできる一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

台風一過の空が青く澄み、
爽やかな秋日和となりました。

 

各地に大きな被害を残した先日の台風ですが
皆様の周りは大丈夫でしたでしょうか。

 

さて次回の教室では、
サインペン、ボールペン、筆ペン、万年筆…
「ペン」で描く絵画について
ご案内したいと思います。

 

インクによる硬筆筆記具のことを総称して
「ペン」と呼びますが、
モノトーンの作品でも
その線の種類や表現技法によって
全体の雰囲気が大きく変わります。

 

繊細かつインパクトのある
ペン画の世界を一緒に見てみましょう☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】ズガイコツ西東 他

  • 2017.09.07 Thursday
  • 13:05

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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】9月8日(金)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…9月22日、10月13日、10月27日…)

 

【土曜コース】9月9日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…9月23日、10月14日、10月28日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

頭骨 側面

 

前回の教室では、
頭の骨(頭蓋骨・頭骨)の形状と
向きによる見え方の変化について
ご案内しました。

 

頭蓋骨、骸骨のモチーフや図案は古今東西
多くの絵画で使われてきましたが
ほとんどの場合、死を象徴するものとして
扱われてきました。

 

それは
警告であったり、虚しさであったり
哀しさであったり、皮肉であったり…

 

同じ「死」でも作品によって
込められている意味合いは異なります。

 

日本では「しゃれこうべ」とも言いますが、
有名なのが、一休さんこと一休禅師の
棒の先にしゃれこうべをつけて
正月に練り歩いたという逸話。

 

《門松は冥土の旅の一里塚
めでたくもありめでたくもなし》

 

骸骨の向こうに死生観を見るのは
世界共通のようです。

 

絵画に骸骨が登場した場合、
これはどんな死生観を象徴しているのか
少し思いを巡らせると
奥深い鑑賞ができそうですね。

 

 

骸骨 帯
 

 



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すみません、今回お休みですm(_ _)m
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■ 後記  
 

急に秋らしくなりましたね〜
毎年言ってる気がしますが、
芸術の秋ですよ!

 

さて、前回が骨ならば
次回はやはり…筋肉です!

 

人間の真実を描ききるために
熱心に解剖学に取り組んだ
レオナルド・ダ・ヴィンチ。

 

彼の作品を中心にご紹介しながら
表情による筋肉(表情筋)の動きについて
ご案内したいと思います☆

 

早秋のひと時に
ダ・ヴィンチに習い美術解剖学なんて
なんだか知的で素敵ではありませんか? 
(*^^*)

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】恐怖のスパイス 他

  • 2017.08.24 Thursday
  • 11:48

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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】8月25日(金)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…9月8日、9月22日…)

 

【土曜コース】8月26日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…9月9日、9月23日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

ドラローシュ

 

前回の教室では、
兵庫県立美術館で9月18日まで開催中の
「怖い絵展」に出展されている絵画作品を
四つのテーマにわけてご紹介しました。

 

「怖い」といっても様々な怖さがあり、
どの作品に最もぞっとするのか、
性格や個性が出てしまいそうですね(^^;)

 

でも意外と、いかにもおどろおどろしい絵は少なく、
美しかったり緻密だったりと鑑賞しがいのある作品が
多かったのではないでしょうか。

 

「怖い絵展」の目玉となっている

ポール・ドラローシュの
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」もそう。

 

運命に翻弄された16歳の女王の最期の姿。
目元は目隠しで覆われているものの
彼女の匂い立つような若さ美しさまでは隠しきれず、
白肌の柔らかさまでこちらに伝わってきます。

 

そして彼女が美しければ美しいほど
この直後の惨劇が悲しく、恐ろしい。

 

作品の圧倒的な美しさや緻密さが
恐怖をより一層引き立てる要素となっているのです。

 

実際「恐怖」などの負のイメージを扱った作品ほど
画家の情熱が強くこめられている場合が多い気がします。

 

古今東西だいたい天国の絵よりも、
地獄絵の方が傑作ぞろいであるように…。

 

 

ドラローシュ 帯
 

 



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「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書)
中野 京子
NHK出版
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巨匠と呼ばれる画家たちが
最後にその筆を置くとき、
いったい何を思い、何を描いたのか。

 

本書で紹介されているのは
ボッティチェリ、ラファエロからミレー、ゴッホまで
美術史上にその名を残す15人の画家たち。

 

「画家と神」「画家と王」「画家と民」
という三つの部で構成されています。

 

斬新な切り口ではありますが、
画家の人生の簡単な解説にあわせ
代表作と、絶筆とされる作品が
それぞれカラーで紹介されており
美術史をあまり知らなくても
わかりやすく楽しめる内容です。

 

なによりこの重いテーマで
これだけ面白く読ませてしまうのは、
「怖い絵」中野京子氏の手腕があればこそ。

 

人生最後となる作品に取り組む画家の心境は
今となっては誰にもわからず、
各々勝手な想像をめぐらせるしかありません。

 

しかし画家の人生の軌跡を辿った上で
最後の作品から読み取れるものは思いのほか多く、
正解のないミステリーを読むような醍醐味を
たっぷり味わうことができる一冊です。

 

 

 

■ 後記  
 

お盆過ぎても暑いですね…。
暑いとしか言いようがないですね…。

 

食中毒も流行っていますし、
夏の疲れも出やすい時期です。
くれぐれもお体にお気をつけてお過ごしください。

 

次回の教室では、
顔の骨格、いわゆる頭蓋骨を
あらためてじっくり
観察してみたいと思います。

 

小さいですが頭骨模型もご用意しますので
実際に触って顔の骨格の立体感を
確かめてみてください☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】福耳の御利益 他

  • 2017.08.10 Thursday
  • 17:22

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今週の教室日は…
【金曜コース】8月11日(金・祝日)
※新大阪教室 夜の部は705号室(7階)です。
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【土曜コース】8月12日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…8月26日、9月9日、9月23日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

耳

 

前回の教室では、耳の構造と
耳の位置や形で変わる顔の印象について
ご案内しました。

 

人の顔を見た時に
まず耳を見るなんて人は少ないかと思いますが、
意外と耳によっても顔全体の印象が変わることに
気付いていただけたら幸いです。

 

印象的な耳の形で、
代表的なものが「福耳」。

 

東洋人相学で、長く垂れ下がった耳は
福や金運を招くとされています。

 

仏様も立派な福耳でいらっしゃいますね。
 

これは招運来福というよりも
多くの人々の悩みや願いを聞き取れるように
大きくなっているのだそうです。

 

福耳をはじめ仏様のお体には
三十二の大きな特徴と八十の繊細な特徴があるとされ、
『三十二相八十種好』と言われています。

 

中には、手足の指の間に水かきがあったり(手足指縵網相)
身体が金色に輝いていたり(金色相・丈光相)と
ちょっとびっくりするような特徴もありますが、
すべて仏様の徳を象徴したものだとのこと。

 

仏像にもその多くが反映されていますので、
今度お寺に参られた時には
じっくりご覧になってみてはいかがでしょうか☆

 

 

大仏様
 

 



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修復家だけが知る名画の真実 (プレイブックス・インテリジェンス)
吉村 絵美留
青春出版社
売り上げランキング: 40,233

 

修復家というと美術に関わっているだけに

なんだか優雅なイメージがありますが、

実際はシミ、埃、ヤニなどの汚れ落としや
カビや虫の駆除、亀裂やシワの復元など
じつに地道なお仕事のようです。

 

この本はタイトルのとおり、
修復家である著者の体験に基づいた
絵画にまつわるエピソードが紹介されています。

 

そこには、絵画の保存を妨げる様々な障壁と
それに対する創意工夫があり

ふだん美術館などで目にする作品の舞台裏に
こんな苦労があったのかと思うと
一鑑賞者として頭が下がります。

 

しかしそういった作業の中で
作家や作品に最も近づけるという感動は
修復家というお仕事ならではの
この上ない喜びなのではないでしょうか。

 

書物などからの知識ではなく、
実際に名画のタッチに接し続ける人の
生の声が聞ける貴重な一冊です。
 

 

 

■ 後記  
 

次回の教室では、
兵庫県立美術館で9月18日まで
開催中の「怖い絵」展にあやかり
ここに出展されている怖〜い作品を
テーマにわけてご紹介したいと思います☆

 

がっつり祝日とお盆にかかりますので
お忙しい方も多いかもしれませんが
お化け屋敷へ納涼に行くなら
どうぞ教室にお越しください(^^;)

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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【アトリエ通信】バベルの塔 他

  • 2017.07.27 Thursday
  • 17:17

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INDEX
1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】7月28日(金)
※新大阪教室 夜の部は805号室(8階)です。
 ⇒いつもと階が違いますのでご注意ください!
(今後の日程…8月11日、8月25日…)

 

【土曜コース】7月29日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…8月12日、8月26日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

  ピーテル・ブリューゲル 『バベルの塔』

 

前回の教室では、
国立国際美術館で開催中の
『ブリューゲル「バベルの塔」展』にちなみ、
16世紀ネーデルラント美術の巨匠
ピーテル・ブリューゲルと
彼が影響を受けた奇想の画家
ヒエロニムス・ボスをご紹介しました。

 

―かつて世界中は同じ言葉を話していた。
人々は天まで届く塔を建てようとした。
神はそれをお怒りになり、
人々の言葉をバラバラにすることで
塔の建設を止められた―

 

これが、旧約聖書の創世記における
「バベルの塔」の物語。

 

神に挑もうとした人間の驕りを戒めるという
寓意がこめられています。

 

また、ブリューゲルが活躍したアントウェルペンは
多言語が行き交う国際商業都市であり、
言語のルーツにまつわるこの「バベルの塔」の伝説に
特に関心が持たれたという背景もあるそうです。

 

バベルの塔が持つ破滅のイメージは
現代においても様々な作品に見ることができます。
代表的なものが1927年公開の映画「メトロポリス」。
塔の造形や寓意性が効果的に使われています。

 

ブリューゲルの最高傑作であり、
驕りと破滅のシンボルである「バベルの塔」を
今、日本で見ることができるという奇跡。
(ブリューゲル作品は世界的にも大変貴重で
日本での公開が最も難しい画家の一人とも言われます。)

 

ん?この巡合わせはもしや、
幸運に見せかけた何らかの啓示か警告なのでは…
そんな風に心配になってしまうくらい
この絵のメッセージ性×インパクトは圧倒的です。

 

そんな「バベルの塔」を生で!
よろしければぜひ、
この夏 美術館で体感してください。

 

 


 

 



 アート関連ブックガイド 

 

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今回お休みですm( _ _ )m
すみません、最近隔回のペースに
なっていますね…汗がんばります!
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■ 後記  
 

も〜ほんとうに暑いですね!
 

こんな暑い中、先日の美術鑑賞会では、
たくさんのご参加ありがとうございました!

 

私は猛暑だと、どういうわけか時々
耳が遠くなることがあるのですが、
(ネット調べでは、水分不足も一因とのこと)
次回の教室では、
そんな「耳」についてご案内します。

 

耳って、髪に隠れて見えないことも多いですし、
正面向きの顔ならそんなに描き込むこともない、
目立たないパーツではあるのですが、
意外と耳の位置や形で顔の印象は変わります☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


顔のアトリエ



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【アトリエ通信】女性の魅力と魔除けの赤 他

  • 2017.07.13 Thursday
  • 12:13

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1.絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内
2.プチレクチャー “プラスα”
3.アート関連ブックガイド
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 絵画教室『顔のアトリエ』日程のご案内  
 

今週の教室日は…
【金曜コース】7月14日(金)
※新大阪教室 夜の部は805号室(8階)です。
⇒いつもと階が違いますのでご注意ください!
(今後の日程…7月28日、8月11日、8月25日…)

 

【土曜コース】7月15日(土)
※新大阪教室 昼の部は705号室(7階)です。
(今後の日程…7月29日、8月12日、8月26日…)

 

 

 プチレクチャー “プラスα”
 

印象的な唇

ヨハネス・フェルメール 『真珠の耳飾りの少女』部分

 

前回の教室では、「唇(くちびる)」の
描き方と表現についてご案内しました。

 

色や質感の特徴に目が行きがちですが、
立体としてもけっこう複雑な形をしているのが、
唇というパーツ。

 

特に色気のある女性(男性も?)を描くなら
唇の表現力は必須ですよね!

 

唇、色っぽい、で連想するのはやはり
「口紅」でしょうか。

 

今では専ら女性の顔の魅力を引き立てる
彩りとしての役割を担う口紅ですが、
その起源は美のためというよりも
魔除けなどの呪術的な意味があったとのこと。

 

一時期はグロスの流行で廃れていた口紅ですが
最近はまた濃いめの口紅を見かけるようになりました。

 

その鮮烈な赤は、言われてみれば確かに、
魔除けにもなりそうな気が…

 

そもそも、赤く濃い口紅を選ぶ女性には
情熱的かつ潔い魅力があり
魔物もはね返すような強さがありそうです。

 

女性の魅力と魔除け。
 

その根底にあるのは、
血や炎を連想させる「赤」が持つ
みなぎる「生命力」でしょうか。

 

真っ赤な口紅で颯爽と歩く素敵な女性を見ていると
「赤」という色のパワーを
あらためて感じずにはいられません。

 

 

口紅
 

 



 アート関連ブックガイド 

 

美によせることば (シリーズ・手のひらのことば)

偕成社
売り上げランキング: 94,941
古今東西の「美」によせる名言を集め、

印象派などの西洋絵画で彩った詩画集。

 

実はこの本、8cmx11cmという手のひらサイズで
本というよりもおしゃれげな雑貨のような見た目。

 

小さいのでプレゼントにちょうど良く、
家族や友人にも贈ったことがあります。

内容が内容なので「キザやな〜」と笑われながらも
皆喜んでくれてたと思います。(たぶん)

 

『銅貨二枚しか持たないなら
一枚で食べ物を買い 残る一枚で
百合の花を買うがいい。』
〜中国の格言〜

 

『すべてがいつかは終焉する
そう想うからこそすべてはうつくしい。』
〜シャルル・ラミュ〜

 

…うん、たしかにキザですが、
ちょっと心に響くものがありませんか?

 

季節のうつろいや
足元の小さな花に気付かないほど
心に余裕がないなぁ、という時

 

ポケットに忍ばせておいて
そっと開きたくなる一冊です。

 

 

■ 後記  
 

次回の教室では、
中之島の国立国際美術館で
7月18日から開催される美術展
『ブリューゲル「バベルの塔」展』にちなみ、
16世紀ネーデルラント美術の巨匠
ピーテル・ブリューゲルと
彼が影響を受けた奇想の画家
ヒエロニムス・ボスをご紹介します。

 

前々回ご紹介した
河鍋暁斎の妖怪画や幽霊画に
負けず劣らずの
不思議で妖しい絵画が並びますよ☆

 

では、教室でお会いできるのを
楽しみにしています!

 


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